結膜弛緩症

結膜弛緩症とは、加齢により球結膜(白目)が弛緩して、下まぶたに押されて露出し、様々な症状が出る病気です。以前は余分な結膜を外科的に切除し縫合していたので、術後の回復が遅れがちでしたが、炭酸ガスレーザーを使用することにより、安全かつ早い回復が望めます。もちろん縫合もしませんので、抜糸もありません。

結膜弛緩症の場合、下記のような自覚症状となって現れることがあります。

  • 常にごろごろ感などの異物感がある
  • 充血しやすい
  • 黒目の表面が乾きやすい
  • 目じりや目頭から涙がこぼれやすい
  • 目が疲れやすい
  • 裸眼での視力が不安定である
  • 結膜下出血を繰り返す

結膜弛緩症の治療

各種検査によって、結膜弛緩症の有無、程度を診断いたします。

当院では日帰りで手術を行っています。

手術時間は片眼約1-3分間、麻酔は点眼麻酔だけで、注射は一切ありませんので、痛くありません。炭酸ガスレーザーを使用しますので、安全かつ迅速に手術が終わります。手術後30分位休んでいただいて、術後眼帯安静はなく、内服と点眼で回復を診ていきます。個人差がありますが、充血が1-2週間続く場合があります。

術後翌日は診察を受けていただきます。

費用は両眼、1割負担で5,000円前後、3割負担で15,000円前後です。